2024.09.20


 死を以て完成する芸術なんて想像しないようにしている。

敬愛する人になら、きっとどこまでも引っ張られてしまうだろうから。

悲しい気持ちよりもどこか納得してしまう自分がいた。それ自体が哀しくて、音楽を聴くとまた泣けてくる。


ライブハウスに立つきっかけになった人物。

彼女がいなければ、15歳の頃の私は大切なものの守り方もわからなかった。出会えてよかったと心から思う。


2015年のミナホに出演した時、確か日程は違ったけどただのファンだった私の名前に◯を付けて、観たいアーティストとツイートしてくださったのが、とっても優しくて嬉しかったのを覚えている。

拙いにも程がある音源をお渡ししたらちゃんと聴いてくれて、次にライブを観に行った時に私の曲と同じコード進行だねって、嬉しいって言ってくださったのも。

デビューする前に出演されていたZeelaのライブで着ていた衣装(灰色の、十字架の…)、小さい身体、通ってる高校の話をしてくださった時の声のトーンまで、しっかり残っている。

彼女みたいになりたくて、その場で箱のスタッフの人に音源を押し付けた。


力強い芯のある声、それでいて温もりのある話し方、優しい人になりたいという言葉を何度かお見かけして、その時点ですでにとても優しい人で、目指すべきはこのような人柄だと思った。

歳は一つしか変わらないけど、生きていく上で、私にとって真理のような存在だったこと

今の今まで変わらないけど、この先もきっとそう。



いつかは同じ場所へ行く、思い出と呼んでしまったら、そんなのも全て、肉体が消えたら、どこへ行くのだろう。



コメント

人気の投稿