【日記diary】冬が人を温める



 



 クリスマス前日のショッピングモール内は家族連れとカップルとギャルがたくさん観測できた。

どんな気持ちになるのかなあと思って一人で歩いていたけど、案外こちらまで温かい気持ちになれてよかった。こんなに寒い冬が、人を温めるような感覚はとても好きだ。

改札とモールの入り口が繋がっていて、駅の方から入ってくるなりギャル二人組が

「あいつマジ挨拶せんよな!?」と自分のことかとドキッとはしなかったけど、たった二人だけの会話がめちゃくちゃデカい声でびっくりした。ここはドンキかと思った。

私と同じくびっくりした通行人ご夫婦が「悪口ばっかり話しとんのやな」と言って、悪口の連鎖に少しクスッとなった。

ギャル二人組の太ももはとても細くて、とても白かった。片方は背が低く百五十センチないくらい、片方は背が高く百六十センチ後半ぐらいと予想する、二人並んだそのバランスがなんか良くて数秒間目で追ってしまった。




どこもかしこも混み合っていた。めずらしく古本ではない本屋で自分の本を買おうと思いレジに並んでいたら、先に会計をしていた人達が、三つあるレジの内二つでプレゼント用の包装紙を選んでいたのもあって少し待った。誰のためにどんな本を選んだのだろう。本だけが売ってる本屋ではないけど気になった。

私は今日も、いい感じのサメの写真集は見つけられずに、最近気になっていた本を探したけどそれも見つからなかった。同じ作者の他の作品は二冊ほど置いていたけど、きゅうきゅうに敷き詰められた棚の中でその隣だけ少し空いていた。つい先週までその本は置いてあった気がしたのに、私と同じ気持ちの誰かが連れて帰ってしまったんだと思ったら残念ではなく、なんか少し嬉しくなった。

サメの写真集に関しては、さっさと通販しちゃえばいいんだけど、本屋で買った方が色濃いときめきがその場で手に入る。でもまぁ、私が今、小五だったとしたら真っ先にサンタクロースにお願いする代物だ。

そんなことを考えていたら、四つ目のレジを開けて店員さんが呼んでくれた。もう少しぼーっとしていたかったけど、後ろが詰まり始めていたからだ。




帰りの駅にて、改札を通ろうとした時に、作業着みたいな格好にサンタクロースの帽子をかぶったおじいちゃんが目の前を横切ってそれもまたよかった。そんなサンタさんいないよと思ってしまったけど、誰のために、とか、何のために、とか、または何があって?とか赤の他人の背景を色々想像することが楽しかった。








挨拶したくてもできなかったり、言っても蚊の鳴くような声で届かなかったりするのってわかる。脈絡もなく途中で話が変わってしまう人の、びっくりしてしまうけど何となく思考回路は思い当たる。電車の中で可愛い格好をした人を見ると、どこに出掛けるんだろう?って気になったりもするし。殺人事件や事故のニュースを目にするたび、加害者側の気持ちを想像してみたり、してしまう。


ユニバにて、エルモの乗り物を見て彼らが一体何の生き物なのかが気になり「実は悲しい生い立ちがあったりして」と口にしたら「勝手に仕立て上げるなよ」と言われたことをそして思い出す。






今朝は寝坊して、母と少し口喧嘩をしてしまった。けど、明日はちゃんと日曜日を過ごすんだとそう、決めている。

やるせない気持ちが悲しみに変わるのを、全部他人によるものだと認めたら、たちまち他人が他人じゃなくなった。

他人事じゃなくて、全部私のことだから、ちゃんと悲しくていいんだと思った。いつも、戸惑っていただけだった。



この気づきはまた、ライブでの喋り用に取っておく

長い駄文を読んで頂きありがとうございました。






おやすみなさい


Goognight😴💤





コメント

  1. Merry Christmas 読んでて、ホントおもしろいです。ほんで、ツイッターで紹介してる文章と全然印象ちゃうし笑 小さなドッキリですね笑 それから、小説スプルース読みました!とってもおもしろかったです!

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