ゆでたまご人間
気がついたら増えていく青痣はもう気にしないことにした
両手が塞がらないように自分なりに工夫を重ねて荷物はなるべく減らした
帰りがあまり遅くなると怒られるから透明人間になろうとして失敗した
ある意味では昔の方が、楽な自分でいられたのかもしれない
その足が今どこに立っているのかもわからず、傲慢なままの十代でいられたら
このままではいられない、と常に思っている
何かを手放した分だけ、足取りが軽く前に進めるなら少しの痛みは気にしない
痛みには強い方だけど、ただそれに驚いてしまうだけだ
「このくらい、大丈夫」そんなに大した痛みじゃないことを、親が小さい子に教えるみたいに
自分で自分を諭している
明るい歌が好きで聴いているが、沈んだ気分と真逆の歌はメンタル的にあまりよくないと何かで聞いたことがある
それでも私自身が今聴きたいのは、この歌なんだ
体の中身は死んだら誰かに譲れるし、彼らが何を感じていても私自身とはまた別物と考える
こんな歌を、作りたいんだ
歌えるようになりたいんだ
君はそんなことしなくていいとか
もう一枚殻を破ってみろとか
他人から貰う言葉に振り回されてはいけない
誰かに認められなくて構わないから
私は私に認められたい
まだ何も諦めてはいない
P.S
趣のある暗い歌も大好き
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