海洋恐怖症




人を喜ばせることはきっとそんなに難しいことじゃないけど

本当に大事なとこで届かないから

敵わないから、悔しくなる

こんな私でよければいくらでもって

思ってしまうのは卑屈だろうか




頭でっかちなので、天を見上げる癖がある

昨日は夜に出歩いていて

空で雲が分離しているのを見て

深い藍色の、でっかい海洋生物のお腹みたいに見えたから

「ここが深海だったらどうする?」て側にいた幼馴染に訊いた

今歩いてるこの地面が、海の底だったら。

恐怖にワクワクする。

他人が好きなものって大体決まってるからつまらなくなる時があるけど

こんなどうでもいいこと話せる人は限られている。



大人になったね〜って話もしていて、

「最近やっと楽しくなってきた」って幼馴染が言うから首が取れるほど頷いた。

お互いに、ずっとしっかり不適合者だったのは事実

だから一緒にいられたというのもあるだろうし

こんなこと言えるのもここまで来れたからなんだろうけど

いつもはサイゼリヤなのに誕生日祝いだから居酒屋だった。

酔っ払ってしまうには勿体ない

嬉しい一日だった。



私は心を開いていると、どうやら口が悪くなってくるから

気をつけながら、喋っていた。





嬉しさも悲しさも目一杯に取り込んで

頭がぼーっとしてしまう日々だけど

ちゃんと大切なものがあるのが嬉しい。

今この瞬間もぼーっとしてしまう。



今もまだ自分のことに精一杯で、

誰かのためになれるようなことは何もないけど

もう少しだけ、勇気を出せたなら

やりたいことはたくさんあるわ。













p.s.



「来年の目標は貯金、とか言ってる内は貯金なんてできないんですよ」と先輩に対しナメた口をこの間利いたところですが

私の来年の小さな目標はふとした時の口の悪さをどうにかしたいと思っています。(卑屈な部分がきっと滲み出てしまうんだろうな)

どうか温かく、いや厳しく見守っていただければ幸いです。


誰かからの愛を、取りこぼすことなくちゃんと受け取れるようになりたいな。






p.s.2


海洋恐怖症なので、海遊館にめっちゃ行きたい。お化け屋敷感覚で。









photo by @beats__t








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