夏をごまかして
今年の夏もあまり半袖を着なかった。
室内でもカーディガンを着ているから「見てるだけで暑そう」とはよく言われたけど「ほっといてくれ」としか思えなくて、今年も何とか長袖を着たまま、夏を乗り切った。
ただ袖のある方が落ち着くというだけで、でもたまにちゃんと薄着すると夏らしくやっぱりテンションは上がった。誰に見せるものでもないのだ。
去年と違って、今年は季節が秋へと移ろうのがなぜか少しも寂しく感じないのはどうしてだろう?多分、2019年には持たなかった何かを私は得てしまったんだろうな、と感じています。
それが何かって、秘密主義のふりをしてきっと誰にも打ち明けることはない。
「何を考えてるのかわからない」とはよく言われるが、別に何も考えていないのだから私ほど明け透けな人間なんてきっと他にいないと、そう思う。秘密主義とは程遠い自分にうんざりしている。
私の星は「考えることが苦手」だという。占いなんか当てにならないよっていうのは男の子しかなかなか言ってはくれない。
この夏は本をたくさん読んだような気がする。誰かが紡いだ言葉は決して自分のものにならないのが寂しいけれど、それでも確かに私の中に刷り込まれるような気がした。細胞レベルの話だ。
NOが言えなくて独り黙々と悩み続ける毎日の中で、文章に触れている時だけは気が紛れた。
音楽を作りたいと思う毎日だから、音楽から悩んでいることの答えを見つけてしまうと悔しくて、昔よりも本を読むようになった。
あまり良いことのようには思えないが。
毎晩、私を責め立ててくる他人の正体は私だ!君じゃない。
何がしたいかなんてもう自分では選べない
私はここで、元気です
P.S.
夏の終わりを激写した、燃えるような空を見てください
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